形づくりのこと
suntrapの作品は、そのほとんどを”手ひねり”という手法で作っています。手回しロクロを使って、ヒモ状にしたねんどを積んでいきます。
そうやって成形したものは、形はいびつで重いけれど、ここからその次の”削り”の工程に移ります。
余分な土を削り出していって、成形前にイメージした本来の形に近づけていきます。何度も手にして、重さを確認して、離れて見ては形を確認して、その形の持つ一番美しい状態、重さにします。
この確認作業は、完成に近づくほど頻繁に行います。そして、ようやく納得のいく形に仕上がるのです。
それは私の中で、居心地のいい形というか、ストンと腑に落ちるとういか、そんな不思議な感覚で最後は決まります。
私はこの工程が一番好きです。