陶芸工房suntrapについて
京都で生まれたsuntrap、長い年月その地で制作活動をしてきました。そして今は、私自身が生まれた地、兵庫・神戸に制作の場を移し、日々器づくりに励んでいます。
私たちの毎日の生活に欠かすことの出来ない”食べる”ということ。ごはんを食べたり、コーヒーを飲んだり、そんな時食卓に並ぶ器、手にする器に想いを馳せます。
ひとつひとつ丁寧に仕上げた手仕事のうつわで、ほんの少しでも暮らしを彩ることが出来たら、suntrapという言葉のとおり、陽だまりのような、気持ちがほんわかする器を作り続けていきたい。心を豊かにするような、そんなものづくりを目指しています。
陶芸工房suntrap
- Aラインマグ(白マット)・お茶の時間・なごみの器 2024年9月11日
- たまごマット鉢・いつもの一品がより美味しくなる器 2024年9月7日
- 「仮面の裏側」吉村宗浩×KILA MIDORI: 神戸元町 歩歩琳堂画廊 2024年9月3日
- Aラインマグ(水色)・なごみの器 2024年8月30日
- みみ付カップ・ほっこり暮らしをつつむ器 2024年7月27日
形づくりのこと
suntrapの作品は、そのほとんどを”手ひねり”という手法で作っています。手回しロクロを使って、ヒモ状にしたねんどを積んでいきます。
そうやって成形したものは、形はいびつで重いけれど、ここからその次の”削り”の工程に移ります。
余分な土を削り出していって、成形前にイメージした本来の形に近づけていきます。何度も手にして、重さを確認して、離れて見ては形を確認して、その形の持つ一番美しい状態、重さにします。
この確認作業は、完成に近づくほど頻繁に行います。そして、ようやく納得のいく形に仕上がるのです。
それは私の中で、居心地のいい形というか、ストンと腑に落ちるとういか、そんな不思議な感覚で最後は決まります。
私はこの工程が一番好きです。
釉薬のこと
釉薬の種類というものは数多あって、市販されているものもたくさんあります。ですがsuntrapでは、敢えてオリジナルのレシピで、いくつもの鉱物をひとつひとつ量ってオリジナルの釉薬を作っていきます。
器の用途や、形、粘土の色等々でイメージに合ったものを掛け分けています。絵の具もそのままの色ではなく、何色かを混ぜてオリジナルの色を作っています。
世界に一つだけの形、色で作り上げた器をお届けします!